『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は主題歌のための映画
どーも、ぽんです(・ω・)
やはり三木聡監督の作品は好き嫌いが分かれるなーと思いました。僕は酔いそうになるカメラワークやよくわからん展開になるあたり、ちょっと苦手なところがありましたが、
作中の心に響くセリフや主題歌から伝わるメッセージには感動してしまいました。
『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
出典:映画.com
【かわいい・かっこいい・感動】
【満足度:65%】
1.どんな映画?
『俺俺』や『インスタント沼』、ドラマ『時効警察』などの三木聡さんが監督・脚本を務めたコメディー映画。声帯ドーピングで驚異の歌声を作っているカリスマロックスター・シンと、声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかのハチャメチャストーリーです。主演、ヒロインには阿部サダヲさんと吉岡里帆さん。
(C)2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
2.あらすじ
驚異の歌声を持つ世界的ロックスターのシン(阿部サダヲ)と、声が小さすぎるストリートミュージシャンふうか(吉岡里帆)。性格も歌声も正反対の2人は偶然出会う。ふうかはシンの歌声が声帯ドーピングによるものという秘密を知ることに。シンの喉は声帯ドーピングのやりすぎで崩壊寸前。シンは歌声を捨て、喉を手術する決心をするが、シンの歌声頼りの事務所から追われるはめに…。
3.予告
4.見どころ
主題歌のための映画
主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」。劇中では最後の最後に歌うのですが、この曲を歌う理由、歌に込められたメッセージ、どうやってできた曲か、など、全てが最後に歌うこの主題歌に集約されています。
正直言うと、途中までは中途半端なコメディー映画だな〜、吉岡里帆さん可愛すぎるよな〜、ということを思いながらで観ていたのですが、最後に「体の芯からまだ燃えているんだ」を歌うシーンで何故か泣きそうになってしまいました。それくらいインパクトのある、この映画はこの曲のためにあるというくらいの主題歌です。
このMV見ればわかると思いますが、今回の阿部サダヲさんはめちゃくちゃかっこいいです。
グループ魂でふざけた歌を歌う阿部サダヲさんも好きですが、「体の芯からまだ燃えているんだ」を歌う阿部サダヲさんは格別にかっこいいですね。
映画のシーンで作られたMVフルver.も!
「体の芯からまだ燃えているんだ」の作詞作曲を手がけているのがシンガーソングライターのあいみょんです。最近勢いがすごいですね。
あいみょんの歌によく出てくる「ロック」はとても心地よいです。聞いたこと無い方はぜひ聴いてみて下さい。
ド直球なメッセージ「やらない理由を探してんじゃねーよ」
劇中でシンがふうかに何度も何度も言うセリフ、「やらない理由を探してんじゃねーよ」。三木聡監督が娘さんに伝えたいメッセージだそうです。
「やらない理由を探すな」「好きなことやっていいんだよ。怖がるなよ」。ロックシンガーのシンがまっすぐ発するこの言葉は何度も自分の胸に突き刺さり、奮い立たされました。三木聡監督が娘や一歩踏み出せない人たちに作品を通してエールを送っているようで、コメディー映画ではありますが強い愛情やメッセージ性を感じますね。
5.まとめ
内容や作品の雰囲気は個人的にあまり好みではなく満足度が低くなってしまいましたが、それを帳消しにするくらいの主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」です。
メディアでめちゃくちゃ宣伝していただけに期待も大きかったので、全体の満足度は低くなってしまいました。
内容50点、主題歌120点という感じでしょうか!